変形性膝関節症の原因は膝の骨と骨の間にある関節軟骨が老化していくことが主で、他にも肥満なども関係しています。その他には骨折や靭帯の損傷、半月板の損傷、その他にも化膿性関節炎などの感染症の後遺症として起きることがあります。
原因が加齢の場合、関節軟骨が年を重ねるごとに弾力がなくなっていき、使い過ぎによるすり減りや関節の変形が起こってきます。
変形性膝関節症の主な原因は大きく分けて2つあります
特に最初に述べた肥満やO脚などが複合して起こることが多く、40代以降の方5人に1人はその症状に悩まされています。
症状は高齢者に多く、男女比は1:4で女性が多いです。主に膝の痛み・水がたまるなどが主な症状です。
初期症状 | 立ち上がる時・歩き始めに痛むが休むと痛みがなくなる | ||
中期症状 | 正座ができなくなる・階段の上り下りができなくなる | ||
後期症状 | 安静時も痛みがなくならない・膝の変形が目立つ・歩行困難 |
また、膝が痛いんだけどハッキリ指をさして「この部分が痛い」と言えない不快な痛みに悩みやすいです。痛みが発症するのも歩き始めだったり、長時間歩いてから発症したりと人によってバラバラで、痛みも3日前は痛かったけど、今日はそんなに痛まなかったと痛み自体に波があるので、整形外科や整骨院などの治療院に行くタイミングを逃してしまいやすく、先生に痛い場所を伝えてもそこには異常がみられないということも少なくありません。
膝には3つの骨があります。膝のお皿といわれている『膝蓋骨(しつがいこつ)』、太もも~膝の骨『大たい骨』、足首~膝の骨『脛骨(けいこつ)』。この3つはそれぞれが軟骨に覆われていて、太ももと足首の方の骨をつなぐ部分に『半月板(はんげつばん)』というクッション材のようなものがあります。
しかし、長年の膝の曲げ伸ばしや徐々に年をとってきて曲がってきた膝周りの骨格のせいで、骨の周りにある軟骨や半月板は少しずつすり減っていきます。クッション材がすり減りなくなると、骨同士がぶつかり合うので炎症が起きてしまうんです。
軟骨や半月板はいきなりすり減るのではなく、25歳くらいから減り始めていきますが、肥満やO脚、や膝関節を使う頻度などで早い場合は40代から発症することもあります。なぜ女性に多いのかというのはハッキリとまだ解明されていません。
膝が痛い。股関節が痛む。
膝痛は当院に来院される方のなかでも多い症状の一つです。そんな多くの方が悩まれている膝の痛みですが、その膝や股関節の痛みに対する当院の施術の考えについてまとめてみました。
膝の痛みで沢山悩まれている方が当院にもお越しになられます。もちろん手術などの外科的な施術は当院では行わないので、変形した骨や年齢と共に摩擦で削れてしまった軟骨を膝が変形する前の状態にするような構造上の修復は難しいです。
膝だけではなく関節は冷えると周囲の筋肉が硬くなって痛みや可動域に制限が出てきます。患部を温められる入浴は痛みを和らぐのにとても効果的です。また、お風呂の中でストレッチを行うと膝の負担が軽く行えますのでおススメしています。
≪お湯は39度前後の炭酸浴≫
お湯はは約38~39度が適温です。熱過ぎると膝の痛みが助長されてしまいますのでぬるめのお湯がポイントです。膝がお湯につかっていればいいので半身浴でも大丈夫です。また、炭酸浴にすることで血流促進になります。温度が高ければそれだけで血流は良くなりますが、関節の痛みには良くないのでぬるいお風呂に炭酸の発生する入浴剤を入れて入りましょう。
※入浴剤がない場合は重曹大さじ3クエン酸大さじ2にお好きなアロマ精油を4滴ほどで手作りの炭酸入浴剤になります。
膝の痛みを軽減するためにいきなりウォーキングやトレーニングなどをおこない筋肉を傷めてしまうこがありますが、お風呂の中でのストレッチは膝の負担が軽減されるので痛みがある方にもおススメしています。
※このストレッチは浴槽以外では行わないでください。
軟骨がすり減って痛みが出るのが変形性膝関節症の特徴ですが、その軟骨には血液が届かないので一度すり減ってしまうと元には戻りません…。しかし、初期の段階であれば、筋肉を鍛えることで痛みを予防することができます。ひどくなる前に予防をしておきましょう。
太ももの後ろ(ハムストリング)の筋肉は自宅で鍛えようと思うと難しいです。しかし、ジムに通ったりしなくても簡単なストレッチで柔軟性を高めておけば、膝周りの痛みを予防することができます。
※血流がよくなっているお風呂上がりにおこなうのが効果的です。朝起きてすぐは筋肉が硬くなっているのでハムストリングを痛めやすくなるので、朝一番のストレッチはやめておきましょう。
加齢により膝の向きが徐々に外側へ向いてきてしまうと、変形性膝関節症になってしまいます。元々O脚の方はその傾向が早くでてきますので、今の内にO脚改善にも効果的な内ももの内転筋を鍛えましょう。
※頸椎ヘルニアの方や首に痛みや炎症がある方、腰に違和感のある方は上体を反らさずにおこないましょう。できる限りゆっくりいましょう。
外出先では痛みがひどくない方は、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段をできるだけ使用したり、下記の簡単な足上げトレーニングを行いましょう。
電車やバスを待っている時、レジの順番を待っている時などちょっとした時間があれば、片足を軽く上げる簡単なトレーニングをおこないましょう。少し斜め後ろに持っていくとさらに効果が高まります。
早期に膝痛を施術をおこなえば、痛みや変形を改善することが可能ですので、痛みが出ても決してあきらめないでください。私の母は60代ですが、60代から膝の矯正を行いO脚を改善しています。「もう歳だから…」とあきらめる前に当整骨院へご相談ください!一緒にいつまでも元気に歩ける体つくりをしましょう。
早期であれば保存療法で進行を食い止めることができます。当整骨院で行う施術をご紹介いたします。
しかし、膝の痛みや股関節痛は本当に骨や軟骨のすり減りだけが原因なのでしょうか?
年齢を重ねると膝の変形は起こるものだから仕方ないのでしょうか?同年代の方はで膝や股関節に痛みが出ていない方はいらっしゃらないですか?その方はどうでしょう、骨の摩擦や変形はないのでしょうか。
そんなことはありません。
健康的に過ごしていて、膝の痛みや股関節痛が全くない方でも、実は構造上の変形がある方もいらっしゃるんです。
膝の痛みや股関節の痛みの原因は構造的な変形がある事だけが原因であるとは限らないということです。
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