「たかが肩こり」と軽く考えられてしまいがちな肩こりですが、国民病№1といわれ今や小学生も肩こりを訴えるほどです。肩こりが慢性化・悪化してしまうと腰痛や吐き気、倦怠感など様々や症状を引き起こします。
そもそも「肩こり」という病名はないことをあなたはご存知でしたか?実際肩がこった、痛みがあるといって当整骨院に来院される方に「どこら辺がこっていますか?(痛いですか?)」とお伺いすると、首や肩甲骨周りを指す方もいらっしゃいます。
肩のコリや痛みの多くは頭蓋骨と頸椎のつなぎ目のあたりから、肩甲骨や上背部にかけての筋肉のコリや炎症によるものです。ですから肩こりという定義は非常に難しく、決まった診断方法や施術の方法はないのです。
四十肩や寝違えに関しては下記ページでより詳しく説明しておりますので一度ご覧ください。
スマートフォンやネット環境の充実化により、現代版の肩こりはより深部、より細かい筋肉が原因となっています。
たしかに、15年程前までは肩こりは肉体労働などの重労働をした後に肩がこっているという印象が強いですね。私も昔はよく両親の方を叩いていた思い出があります。しかし、今肩こりにお悩みの方をカウンセリングすると「デスクワークでパソコンでずっと作業している。」「スマホを長時間触っている。」という方が多いです。
この2つの違いは「筋肉」にあります。重労働をすると体の表面の大きな筋肉を使うのですが、指先などを長時間姿勢悪く行う作業は深層の小さな筋肉を沢山使用していることが主な原因です。後者の場合はマッサージをして肩まわりの筋肉がほぐれたと感じても一時的で、根本的な解決には至りません。
姿勢の悪さ・骨盤の歪み
長時間同じ姿勢でいたり、骨盤が歪んでいると筋肉中の酸素が不足してしまい、疲労物質である『乳酸』が溜まり、筋肉が固まったり、コリ・だるさを感じるようになる。
↑ 繰り返される悪循環 ↓
血流やリンパの流れが悪くなっている
固くなった筋肉の近くにある血管が圧迫されて、血流やリンパの流れが悪化してしまい、さらに筋肉に酸素がいかなくなり悪循環を引き起こす。
その他の原因
末梢神経が傷ついている
硬くなった筋肉や、たまった乳酸により血管同様、末梢神経が圧迫されて傷ついてしまいます。
食生活(ビタミンB1不足)
ビタミンB1は疲労や肩こりを緩和してくれる大切な栄養素ですが、食べ過ぎや、アルコールの過剰摂取、コーヒーなどのカフェインの取りすぎが原因でビタミンB1が不足してしまいます。不足してしまうと乳酸がたまり、疲労の状態を引き起こします。
二次的要因
交通事故などで起こるむちうちからくる要因や、内臓の病気(胆石、肝炎、狭心症、心筋梗塞、肺の腫瘍)、その他の病気(糖尿病、高血圧、低血圧、うつや自律神経失調症などの精神病など)さまざまな関連痛や放散痛なども考えられます。
毎日同じ生活を送っている家族でも、職場環境が似ていても肩こりがひどい人や肩がこりにくい方もいらっしゃいます。要因の一つに骨格・体型が上げられます。下記項目に1つでも当てはまれば日ごろから気を付けておきましょう。
□極端に痩せている
□肥満型・メタボ体型である
□猫背と言われたことがある
□なで肩である
□首が細く前にでている
首が細かったり、痩せている方や猫背の方は単純に肩周りの筋肉が弱いので筋肉が炎症、疲労をおこしやすいです。また太り気味の方は重さを支えるのに筋肉に負担をかけています。猫背の方は肩が内巻きになっていたりして肩や背中の筋肉を常に緊張させている状態です。このように少しの差でも日常的に負担をかけ続けていくと肩や首に負担をかけていってしまうんです。
肩こりの原因やなりやすい体型などについてお話してきましたが、姿勢も体型もそんなに悪くないのに肩こりがあるという方。もしかすると肩や首に負担がかかりやすい生活の癖や習慣があるのかもしれませんよ。下記の項目を確認しながら振り返ってみてはいかがでしょうか。
□ストレスがかかると奥歯を噛みしめる癖がある
□暇なときはスマートフォンをさわっている
□パソコンで長時間作業をすることが多い
□寝る時に顎を上げて寝ている
□高さがあっていない枕で寝ている
□カバンが重たく、毎回同じ肩に掛けている
□座っている時に足を組んでしまう
□真面目だと言われる
□落ち込んだりすると夜眠れないことがある
□シャワーで済ませて湯船に浸からない
上記以外にも要因はありますが、多く当てはまっている人は肩や首回りの筋肉が緊張しやすい人です。パソコンやスマホでの作業を長時間行うと交感神経が優位になり筋肉が収縮してしまいますので休憩を細目に挟んだり、深呼吸をおこなったり温めたタオルやアイマスクで目の周りの筋肉を緩めて上げたりしましょう。
とりあえず今の肩や首のコリを解消してほしいという「その場しのぎ」でしたらクイックマッサージ店やご自身でできる方法などたくさんあります。しかし、それは一時的な緩和のみで根本的に改善したとはいえません。「一度の施術で二度と肩こりが起こりません」というそんなお手軽な方法はないんです。
人は立っている時、無意識に重心を右足か左足、前方か後方のどちらか一方に重心を置き個人個人違うバランスで姿勢を保っています。
この習慣が原因で、重心が体の土台になる「骨盤」や背骨の形や周辺の筋肉に大きな影響を及ぼしています。この左右差や湾曲により、肩の痛みの原因になる場合があります。
なので肩周りをほぐしてその場がスッキリしても、この土台である「骨盤」などが整っていないと元に戻りやすくなってしまいます。骨盤を整えることで、つらい肩こりや肩こりが原因からくる頭痛、四十肩五十肩の改善につながります。
固くこわばっている肩が軽い指圧だけでも痛く感じたり、マッサージなどを諦めていた方や頭痛、四十肩五十肩えお悩みの方は一度当院にご相談ください。
カウンセリングと検査をしっかり行って、今のあなたの状態を確認します。
肩の筋肉は2つの層に分かれています。
痛みやシビれがひどい時期は、浅い筋肉が主に炎症をおこしている状態です。
この時期は強い刺激で揉みほぐしたりはせず、当院独自の整体をおこないます。
強い刺激や痛みを伴う施術は筋肉をさらに緊張させてしまいます。そうすると血液の循環が悪くなってしまい、症状の改善が遅くなり、悪化してしまう可能性も出てきます。
当院では血流の循環を促し炎症を素早く抑えるよう施術をおこなっていきます。四十肩五十肩は浅い筋肉の炎症を抑えるだけでは改善は難しく湿布や電気、マッサージだけでは改善されません。それは深部の筋肉がこわばったままなのが原因です。骨に近いインナーマッスルが固いことで肩が動かしにくく、痛みやシビれ、だるさの原因になっています。
強い痛みを抑える施術をおこない、炎症がおさまってからは、インナーマッスルをほぐす施術をおこなっていきます。
その場しのぎで強い痛みがおさまったからとここの筋肉の施術をおこなわなければ関節周辺の筋肉もこわばってしまい、関節拘縮(不可逆的)を起こしてしまう可能性もあります。
肩こりや首のこりが起きないようにするには、痛みが出る筋肉の柔軟性を高めておくことが大切です。下記のストレッチを無理せず継続して日常的におこないましょう。
ストレッチをおこなう上での注意事項
あなたは、肩かけのカバンを使っていませんか?そして気付いたら、毎回同じ方向の肩にカバンをかけていませんか?
もしかしたら、そのせいで、筋肉バランスが悪くなって、体が歪んでいるかもしれません・・・。
例えば、右肩にカバンをかける癖があると、カバンの重みで右肩が下がり体が右へ傾いてしまいます。そうすると、右肩を上げて、右側の筋肉を働かせてバランスを保とうとします。すると、右の首から肩にかけての筋肉・右の背筋など背中の筋肉に負荷がかかるため、体が歪んでしまいます。
そうならないためには、重心が体の中心になるようにカバンを「たすき掛け」にしたり、かかる負荷を均一にするために、カバンを掛けるのを左右交互に変えるなど工夫が必要です。
さらに、歪みをとるストレッチなどを血行がよくなるお風呂上りなどに行い、歪んだバランスを整えましょう。
首・肩のストレッチ
手で壁をゆっくり押していき、首は壁とは逆の方向へゆっくり傾けます。首と腕の筋肉が心地良く伸びるのを感じてみてください。反対も行います。
脇・腰のストレッチ
頭上で片方の手首をつかみ、ゆっくり脇腹から腰にかけてをストレッチします。(このとき、呼吸を止めずにゆっくり深呼吸をしてみましょう。)
おなか周りを整える
みぞおちから下のおなか周りの筋肉をへこませて10~15秒維持する。
ストレッチは一日一回するだけでも体の調子が変わってきます。上記のストレッチも取り入れつつ、カバンを左右交互に掛けなおすなどして歪みにくい身体にしていきましょう。
これには、頸椎の湾曲に起因するものと、神経の圧迫によって起こるものなどが考えられます。とくに、第四~第五頸椎に変形がある時によく肩がこります。
ビタミンがどんどん高分子タンパクを活性化し、そのために筋肉がいつも新しくなっていくからです。
しかし、肩こりに関しては、ビタミンはあくまでも間接的効果しかありません。肩こりの治療には、理学療法も同時におこない、患部を温め、動かし、血流をよくして、こりをとらなければいけません。
皮膚の弱い方には、鎮痛・抗炎症作用のある軟膏をおすすめします。こっているところに、マッサージをするように塗りこむと、症状がやわらぎます。
でも、薬を飲んで、保温に心掛け、睡眠を十分にとっても治らないようなら、それ以上長期の服用はさけ、早めに糸川鍼灸整骨院にご相談ください。
鎮痛剤はしばしば胃を荒らします。胃が悪くなると肩がこりますから、だらだらと鎮痛剤を飲み続けることは、肩こりの悪循環を繰り返すことになるだけです。
肩がこったときは大人も子供も、マッサージをして血流の循環をよくすることは大切です。心配しないでほぐしてあげてください。そのためにくせになったり、持病になる心配はないと思われますが、しばしば肩がこる状態が続くのでしたら、糸川鍼灸整骨院に一度ご相談ください。
カウンセリングシートにご記入いただきます。
肩こりの症状・どんな時に痛みを感じるか、その他不安に思うこと何でもご相談ください。
肩・肩甲骨・骨盤のほかにも細かく体のバランスを確認していきます。
あなたの肩・骨盤の状態に合わせたオーダーメイドの施術をおこないます。
今後の施術の方針や周期などをご説明させていただきます。
帰宅後の注意事項のご説明や帰宅後に不安になったことやご質問などがありましたら、LINE@でご質問ください。丁寧にご説明させていただきます。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | 〇 |
午後 | ○ | × | ○ | × | ○ | × | × |
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