上記にあるように「首に激痛」「腕が上がらない」「肩の痛み」が主な症状です。
そもそも、「寝違え」という病名はないんです。でも、寝ている時に筋が違えたから「寝違え」というのはわかりやすい言葉ですよね。簡単に説明すると、首や肩周り(ひどい時は肩甲骨周辺あたりまで)の筋肉や靱帯が炎症をおこしている状態のことを指します。
例えば、準備運動をしっかりせずに100メートル走や激しいスポーツをすると「肉離れ」になることがありますよね。これと似た原理で、寝ている最中ずっと同じ姿勢でいると筋肉や靱帯がずっと動かされていない状態が続きます(準備運動していない状態)。そこから急に「起き上がる」という運動をおこなってしまうために肉離れのような症状が首周辺で起ってしまうというと分かりやすいでしょうか。
私の場合は枕の高さや形が大きく影響していました。
緊張したり、ストレスがかかると、人は無意識に呼吸が浅くなり、肩が上にあがる傾向にあります。そのような状態が長時間続くことで首回りにかなりの疲労が蓄積されてしまいます。
秋口に入ると気温の低下から寝違えや首の痛みを訴える方が急増します。寝違えは、睡眠時に無理な姿勢で寝る以外にも、首の冷えや疲労で起こりますので、急な気温の変化で疲労が蓄積され、首が冷えて寝違えを起こしやすくなっているのでしょう。
飲み過ぎた後は寝返りを打つ回数が減り、同じ姿勢を数時間とっていることになります。
日常的に肩(腕や腋下)や首を動かさない人が急にいつもと違う運動をしたり、長時間のパソコンやスマホを使った作業で頭を前屈みに、肩を内側に巻き込んで(猫背)で頸椎周辺に大きな負担をかけてしまい、その疲れをとらないまま寝ると寝違えを起こすことがあります。
これら以外にも内臓疲労や様々な原因が合わさり、寝違えがおこってしまいます。
むちうちとは
正式名は『頸椎捻挫』もしくは『外傷性頸部症候群』といいます。頸椎は背骨の一番上部の骨のことを呼び、その箇所が捻挫することで痛みます。
車などの追突など強い衝撃によって、首が激しくS字になるように揺さぶられてしまうと起こります。交通事故で追突されたり、スポーツなど身体を動かしている時に相手にひにぶつかったり、転落しあらぬ方向に首を捩じってしまった時などに起こります。
糸川鍼灸整骨院でむちうち症を訴える方の約8割は交通事故でのむち打ち症です。
当日にはあまり症状を感じず、翌日~数日後に上部の症状が表れることがあります。1~3ヶ月ほど完治に時間を要します。
寝違えとは
首・肩・背中の血流が悪くなっていると、筋肉は硬くなります。そこで急に首を動かすことで痛みが生じます。
長時間同じ体勢でいたり、寝不足やデスクワークなどで疲労が蓄積されることで起こります。朝起き上がる時、かがむ姿勢で急に上半身を動かすことで起こることが多いです。
当日~翌日すぐに症状が表れます。
私が使用している「横楽寝」枕です。
自分にあったものをさがしましょう。
まずは枕が自分にあっているのかを確認しましょう。自分が正しい姿勢で立っている時の、首のうしろのカーブが寝ている姿勢でもとれているかが重要です。なので高すぎても低すぎてもよくありません。それでも首の疲れを感じる場合は、肩が上がるのをふせぐ形をした枕やうつぶせ寝専用の枕なども販売しているので自分にあったものを探してみましょう。
また、パジャマも肝心です。長すぎたり大きすぎるパジャマの場合、余った布を体で踏んだまま寝てしまうと不本意に無理な姿勢をとってしまいます。パジャマのサイズも適度やゆとりのあるものを選びましょう。
また、狭すぎる場所で寝るのも無意識に同じ姿勢になってしまいます。
起き上がる前に一度鼻から息を吐きます。
当整骨院でも施術後に勢いよく飛び起きる方がいらっしゃいますが、腹筋が発達していない場合は首回りに負担がかかるので危険です。
起きる時はまず左右どちらでもいいので横を向きます。そして手を顔周りに添えてゆっくり鼻から息を吸いながら起き上がるのが理想です。
息を止めて「フンッ」と一気に起き上がると筋肉が硬直してしまうので必ず呼吸はおこないましょう。
鍼灸師の紹介する、寝違え解消に効果的なツボ。首の後ろの『天柱』と耳の下にある『天容』です。このあたりをゆっくり指圧したり蒸しタオルやドライヤーの温風などでじっくり温めるのもおすすめです。
首の後ろにあるツボで、首にある僧帽筋という太い2本の筋肉の外側にあります。
『天柱』は寝違え以外にも首全般のコリに効果が期待できます。
両耳の下にあるツボで、下あごのすぐ後ろにあります。首を動かせる方に動かして浮き出てきた筋肉の内側にあります。
『天容』は強く刺激を与えずに、軽く人差し指で指圧するのがおすすめです。
寝違えた瞬間!その場で動きを止めてください。そしてゆっくり呼吸をするとそれ以上ひどくならなかったり、徐々に痛みが引くこともあります。(これで何度か私自身も激痛から間一髪のがれた経験があります・・・。)
それでもやっぱり痛みが出たら、下記の行動へ移行しましょう。
保冷剤か氷にタオルを巻いて使用します。
当日~2日程度は様子を見ながら痛みのでている箇所を冷やします。ビニール袋入れた氷や保冷剤にフェイスタオルを巻いて約10分~15分ほど冷やしましょう。
当日はシャワーを浴びた後にも再度冷やします。
当整骨院も寝違えの施術をおこなっています。
どこの筋肉が炎症を起こしているのかが分からないので素人判断でマッサージをしたりストレッチをするのは危険ですし、間違った処置を行うと痛みが長引くこともあります。寝違えなどの筋肉や骨格のスペシャリストにお任せしましょう。
下記の内容をカウンセリング後にどれをおこなうか説明し合計金額をご提案します。しっかりご納得いただいてから施術を行いますのでご安心ください。
寝違えに効果的なツボに鍼で刺激を与えることで、炎症の緩和に繋がります。人間の体がもっている鎮痛作用のあるエンドルフィンの分泌を刺激させて効率よく沈静化、疲労回復へ導きます。
手技では届かない深層の筋肉へアプローチすることが出来るので、鍼でも届かない奥の損傷治癒を促します。ジェルを塗って超音波を流していきますが、ビリビリすることは一切ありません。よほど炎症や痛みが強い箇所の場合はほのかに心地よい温かさを感じる場合があります。主に強い痛みの除去に使っていきます。
テーピングはわかりやすく簡単にいうと、もう一枚筋肉を貼り付けるような役割を果たします。首や肩、腕周りの筋肉が炎症を起こしているので、テーピングを張って周辺の筋肉の補助を行います。
あなたが痛めた箇所がどこなのか把握した上で手技にしよる施術をおこないます。例えば、首の炎症が起こっている原因は実は脇の下の筋肉のこわばりだったり、肩の炎症の原因は臀部にあったり人によって施術箇所はことなりますので組み合わせながら施術をおこないます。
全く身動きがとれない場合は無理に動かさず安静第一です。出来れば仕事や家事、運動などは当日できる限りやめておいたほうがいいでしょう。
よくやりがちなのが、痛い方へ首をうごかすこと。これは絶対にやってはいけません。どっち向くと痛いのか確認したくなる気持ち・・・分かります。しかし、繰り返し首を無理に動かすと炎症を悪化させることになります。
筋肉が固まっているからと揉んだり、ストレッチなどをおこなってしまった結果、悪化してしまい当整骨院へ来院される方、多いです。擦り傷は痛いから触らないですよね?それと同じことがあなたの首や肩で起こっていると思ってください。
ある程度経過してからは筋肉をほぐしていくために温めていきますが、触ってみて皮膚表面が熱く感じる当日~2.3日は炎症を抑えるために冷やさなくてはいけません。(15分以上冷やすのは×)できれば当日は湯船にはつからずシャワーがいいですね。
頻繁に寝ちがいを繰り返す
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | 〇 |
午後 | ○ | × | ○ | × | ○ | × | × |
午前 10:00~13:00
午後 16:00~20:00
LINE@でのお問い合わせは24時間受け付けております。
※当日予約不可
祝日は前日までのご予約で施術可能です)
糸川鍼灸整骨院
大阪市東住吉区鷹合2丁目10-9
TEL:06-6697-7751
エリア:東住吉区(針中野・長居・田辺等)